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●琉球瓦(りゅうきゅうがわら) ●ローソク桟瓦(ろーそくさんがわら)
●琉球瓦(りゅうきゅうがわら)
沖縄の赤瓦か琉球瓦とも呼ばれている。平瓦に当たる女瓦の上に丸瓦に相当する男瓦を載せ、その継目を白の漆喰で塗り固めたものである。赤と白のコントラストのある屋根は沖縄的町並みを作り出している。
琉球瓦は現在では那覇市北部の西原町や与那原町周辺で製造されている。戦後に100社を超えた瓦メーカーは現在では8社にまで減少している。
沖縄の瓦メーカーでは伝統的な赤瓦だけでなくS型瓦も生産されている。これはスパニッシュ瓦をベースにした本土のS型瓦と違って、沖縄の赤瓦の男瓦と女瓦を一体化させたものである。S型瓦はRC住宅などの屋根にも使われている。
●ローソク桟瓦(ろーそくさんがわら)
平瓦と丸瓦を一体化させた瓦で、桟瓦のもっとも古い時代の瓦で、1600年代に登場している。ローソク桟瓦は上下で重ね合わせるため、平瓦に付けられた丸瓦部分は下が大きく上を小さくなっている。ローソク桟瓦と呼ばれるのもこの上下の大きさの違う円形の丸瓦部分からきている。
平瓦と丸瓦による本瓦葺きは、重量がありそれを支える建築にもそれなりの配慮が求められた。そのため瓦葺きができる建物には制約が出てくる。こうした問題を解決するために出てきたのが、平瓦と丸瓦を一体化させるといったアイデアである。
初期のローソク桟瓦は、京都の大徳寺の東司(便所)や大光寺正受院表門などに遺されている。









